福島乳幼児・妊産婦ニーズ対応プロジェクト (FnnnP)

本プロジェクトは、東日本大震災に伴う福島第一原子力発電事故後、放射能汚染等による健康被害の不安を抱えて避難している乳幼児や妊産婦のニーズに対応することを目的としています。

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■【活動報告】栃木拠点(2014年1~3月)

栃木拠点の2014年1月~3月の活動報告です。(事務局・首都圏以外の拠点の活動報告及び会計報告は4半期に1度ご報告しております)



FnnnP栃木・FnnnP Jr.・FSP活動報告

 2014年1月分 

・1月7日、栃木県に避難している2家族が宇都宮大学にいらっしゃり、阪本先生と清水先生とでお話しを伺いました。避難生活の困難さ、日本のみならず国際社会に対する不信感を熱心にお話しされました。そして、今、ご自身が抱えている思いを当事者以外の人々に伝える手段がないかご相談にのりました。今後はFSPとして、まず学生に避難者の気持ちを伝える機会を作ることになり、2月6日(木)に学生を交えて勉強会を開くことにしました。

・1月22日にお手紙プロジェクトが、「お手紙読み合わせ会」をともしびプロジェクトより協力をいただき開催することになりました。ともしびプロジェクトは、ろうそくに火をともすイベントも開催したいとの希望でしたが、火器使用可の教室を探したが見つけることができませんでした。当日は、UUプラザで読み合わせ会を開催し、終了後、屋外でろうそくに火を灯すことにしました。ほかに事前準備として、チラシを作成しFnnnPJr.にご協力いただける先生の授業等で配布をしました。当日のアンケート作り、意見交換会の準備等もJr.の学生が主体的に行いました。

・1月22日18時より「お手紙読み合わせ会」をUUプラザ2階で開催しました。国際学部だけでなく、他学部、他大学の学生も来場し、また1名の避難者の方にもお越しいただき、全部で20名ほどの参加者でした。まず、FnnnPJr.の4人のメンバーがそれぞれ選んだお手紙を朗読しました。その後、参加者が4、5人のグループに分かれ、Jr.のメンバーがファシリテーターと記録役になって意見交換会を行いました。参加者からは避難生活の厳しい現状を知った驚き、避難者政策への不満、解決策等、避難者の思いを真剣に受け止め深く考えた意見が多数発表されました。意見交換会の最後には、避難者の方からお話をいただき実際に切実な声を聞くことができました。終了後は、屋外でともしびプロジェクトによるろうそく点灯と記念撮影を行いました。終了まで2時間以上のイベントとなりましたが、参加者も予想よりも多く、Jr.メンバーからも充実感のある雰囲気が伝わってきました。

・1月25日に反省会とお手紙プロジェクトで出た意見取りまとめを行いました。当日参加者から発表された意見はポストイットに記録しておいたため、この記録した意見をグループ別に整理しました。後日、ラーニングコモンズに掲載する予定です。また、回収したアンケートを見たところ、今後もこのようなイベントは開催するべきだという意見が多数ありました。Jr.の活動としてどうするかは今後検討していきます。

・1月24日にカフェを開店しました。今回は3名のお母さんとお子さんが1名いらっしゃいました。お子さんは学生たちと一緒に遊び、その間お母さんたちは楽しくお話をしました。FSPの2月6日の勉強会、2月8日報告会についてお知らせをしたほか、子育ての話や福島の話に花が咲きました。宇都宮市での生活は、知り合いも増えて楽しく過ごしていること、もうあまり避難生活とは感じず夫の転勤で栃木に来ているような感じだということ、勉強会の講師のように避難生活について世の中に発信していく気持ちはないこと等、お話しをお聞きしました。しかし、借り上げ住宅の家賃が免除されていることは大変経済的に助かっており、もし、家賃補助がなくなればその時に福島に戻ることを考えたいとのことでした。その一番基準になるのは、学期の区切り等子どもの学校のこと、子どもの気持ちになるだろうとのことでした。支援をするということとは何か、ということを考えさせられるお話でした。



 2014年2月分 

・FnnnPJr.の今後の活動についてミーティングをし、メンバーそれぞれ思い思いのことを話しました。卒業する4年生は続けてほしいという意見が多かったにも関わらず、残るメンバーはできるだけやりたいが忙しくて十分に関われないかもしれないという意見が主でした。
 それぞれが活動に対する思いを掘り下げてみると、福島県出身の学生は「福島に家族がいるし自分も去年4月まで福島にいた。福島に残る人の気持ちを思うと避難者の気持ちに共感することが難しい」、「支援することで原発震災を思い出してしまう。原発震災のことに、とりあえずふたをして生活していこうとしている思いがある」と話し、また他の学生からは「福島県内で苦しい思いをしている人の存在を無視できない」等の意見が出ました。
 このような意見が出たのは、お手紙プロジェクト、勉強会、報告会等、ここ2か月くらいで急に避難者の声に直接触れる機会が多くなったことが影響しているように感じます。このミーティングで話をまとめて先に進むのは難しく感じたので、来年度の活動の決定については保留としました。しかし、Jrが原発震災の問題を話し合うこと、それぞれの立場での意見があることを知ること、自分は何ができるのか考えること、そして自分の意見を話すことなど学生にとって最良の場になっていることを感じました。
 後日のミーティングでは、活動できる人だけでも活動していくことになり、新メンバーの勧誘をはじめ今年度の活動を継続していくことになりました。

・2月26日に那須塩原市のいきいきふれあいセンターにて、栃木避難者母の会の県北地域の交流会が開催され、託児用おもちゃの貸し出しと会へ参加をしました。今回は、独居高齢の方の連れ出しも目的とされており、高齢の方を中心に10名ほどの避難者の他、福島県職員の矢吹様も参加されていました。前半は音楽に合わせた体操、後半は意見交換会となりました。避難直後のつらい経験のお話、今後の生活についてお話をうかがうこともできました。夫の転勤で母子避難が解消される方、福島県外に住居を購入された方がいらっしゃり、震災後3年になって苦境が改善されたわけではありませんが、それぞれの生活の再建が始まっているように思われます。一方で、独居高齢者、高齢者のみの世帯の状況は改善されず、引きこもりや認知症の進行など問題は深刻化しているようです。これを感じた支援者が、高齢者支援団体を立ち上げるとのことで、高齢避難者と宇都宮大学の学生との交流や共同作業の提案をいただきました。



 2014年3月分 

・3月2日(日)にパルティで今年度最後の栃木避難者母の会主催の交流会があり、出席しました。今回は1年間の事業報告と会計報告のほか、お餅を主とした食事も出されました。食事は、避難者の方々で前日から準備をされていたそうで、年配の方は自分が役にたてる機会があってうれしいとお話しされていました。
 食事を食べながら、避難者の方々とお話しすることができました。2月のFSP勉強会で講師となった避難者さんは、子育ての話やお子さんの学校生活の話など避難とはあまり関係のないお話をしました。年配の女性からは震災の当日から、栃木まで避難してくる過程のお話を伺いました。この方は、現在一人で栃木県に暮らしているそうですが、福島に残る娘家族との確執に悩んでいるとのことでした。娘からも友人からも「どうして一人で県外に避難するのか?」と理解されないのですが、将来、避難した方がよかったのかしなくてもよかったのかが分かる時がくるから、その時まで自分が実験台になっているのだ、とお話しされていました。意志の強さがなければできない判断だと感心しましたが、しかしあまりに苦渋にみちた選択だとも思いました。
 代表の方とも、来年度の予定について少しお話することができました。来年度は、助成金を申請するところは福島県の帰還支援助成金に絞り、交流会の回数は減らすものの同様に活動したいとのことでした。今後も、FnnnP栃木として協力できるところは協力するとお約束しました。
 

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■【活動報告】栃木拠点(10-12月)

栃木拠点の10月~12月の活動報告です。(事務局・首都圏以外の拠点の活動報告及び会計報告は4半期に1度ご報告しております)


FnnnP栃木・FnnnP Jr.・FSP活動報告

 2013年10月分 

・8月に実施した栃木県内の避難者アンケートの回答から、「訪問支援が必要である」と回答いただいた避難者に対応するため、そのアンケート用紙から状況把握事項をまとめました。現在戸別訪問活動をしている栃木カウンセラー学会と、とちぎ暮らし応援会の3者で打ち合わせをし、どこの団体が戸別訪問を担当するかについて話し合いました。今後、順次戸別訪問を実施し、避難者の状況を簡単に報告いただく予定です。

・10月19日にとちぎ暮らし応援会主催の「木村真三先生の放射能学習会」に出席しました。NPO法人放射線衛生学研究所主宰・獨協医大国際疫学研究室兼福島分室准教授で、今年福島県へ住所を移し、二本松市の研究室、ウクライナ(放射線による免疫低下研究)を拠点に活動、研究されています。講演内容は、国行政の放射能対策への批判、福島県内の線量調査の結果、福島県内の子どもたちの状況等をお話されました。福島県内の放射能汚染の状況が分かり有益な講演でした。

・Jr.の情報紙作成のアドバイスをいただくため、1人の避難者さんにアドバイザーをお願いしました。宇都宮大学にお越しいただき、学生3名と軽食を食べながら1時間半ほど懇談しました。県内全体の育児情報の必要性など、学生では気がつかなかったお話について今後の情報紙に活かしていく予定です。アドバイザーは、母の会の役員の方で、避難といえども安定した生活をしていらっしゃる方でした。

・10月25日(金)にJr.メンバーによる「ママカフェ」を宇都宮大学近くの「ソノツギ」で開催しました。開催決定が10月に入ってからになってしまったため、今回は、FnnnP栃木で住所を把握している避難者で宇都宮市内に住む方と4月以降に住所がわかった方、約50名にはがきでお知らせをしました。当日は、雨にもかかわらず1名のお母さんと3歳の娘さんがいらっしゃいました。子どもは学生と楽しそうに遊び、お母さんも学生たちと放射線や今後の生活についてお話をしました。この避難者さんは、福島にいる夫との二重生活が困難になったため来年4月以降福島に帰還される予定だそうです。

・栃木県庁内の消費生活センターで無料の食品放射能検査をしているとの情報をいただき、宇都宮市内で採取したサトイモを検査してもらいました。簡易的な検査であること、検査結果は県のHPに掲載すること、50mbq以上の結果が出た際は調査対象になること等が条件として伝えられました。事前に検査日の予約が必要で、検査当日は500mlの検査用食品、採取場所を記載した用紙などを提出し、検査終了まで1時間半ほど待ちます。今回の検査結果は、検出限界値がセシウム20mbqのところ検出限界値以下であり、「安心して食べられます」との回答をもらいました。すでに県で検査結果が出ているもの(自家栽培を除く)、採取場所が複数個所のものについては検査が困難であるとのことでした。


 2013年11月分 

・11月8日(金)栃木市くららにて、栃木避難者母の会が栃木県南地域での勉強会、交流会を開催しました。参加者は、県南地域避難者1名と役員関係者7名、福島県職員1名、宇都宮大学3名でした。勉強会では宇都宮大学の阪本先生が水俣病について説明され、福島原発事故との共通性についてお話されました。参加者からは、両者の問題の構図に共通することが多く驚いたこと、過去の事例から学ぶものが多いことがわかった、などの感想が出ました。交流会では、役員同士で意見交換をしている傍ら、福島県職員と話す機会がありました。福島県が避難者を補助するのは帰還を推し進めたいからなのではないかと質問したところ、帰還してもらうのが一番望ましいが、福島県で生活することが不安であるという気持ちも十分わかるので避難先での生活の支援もしている、とのことでした。また、避難者の話を直に聞くため、県内で開催される避難者の集まりには可能な限り足を運ぶようにしているそうです。12月のFSPのアンケート報告会にもお越しいただくようお知らせをしました。

・11月22日(金)にJr.がママカフェを開店しました。今回は避難者へのお知らせが遅くなってしまったこともあり、来店者はいませんでした。

・Jr.のお手紙プロジェクトについて、お手紙の展示ではなく、お手紙は声を出して読み合せることが大事であるとのご意見を宇都宮大学の先生からいただき、Jr.で読み合せ会の開催を計画しています。読み合せをするメンバーを募集することが一番難しいので、まず4月以降にJr.に入った新メンバー4名で読み合せ会をすることになりました。1年生のメンバーがまとめ役になり、読み合せの方法や日時を検討しています。


 2013年12月分 

・12月13日にとちぎ男女参画センターパルティにて、宇都宮市内では2回目の母の会が開催され、関係者を含めて20名が参加しました。今回は、福島第1原発で従業員として働き、事故後も事故処理作業に従事されていた小川篤さんを招き、作業員や事故現場の様子、福島へ思い、政府や行政、日本国民の無関心への不満などについてスライドを交えながらお話を伺いました。実際の発電所の様子を写真でみてみると、その巨大な建物と無残な事故現場は想像以上のスケールで、作業員の苦労も今まで以上に思い浮かぶことができました。なぜそのような危険な作業をしたのかとの問いに対して、小川さんは「自分がやらなければという使命感があったし、ほかの作業員も同じだったと思う。」とのことでした。主催者、講演者、参加者も当事者であるということは、お互いに心許せるものがあるのか、小川さんによれば通常以上に踏み込んだ内容の講演会となったそうです。

・12月7日の拠点長会議では、FnnnP栃木より訪問支援等の支援状況を報告しました。Jr.からはメンバー2名が会議に参加しました。事前に2013年4月からの活動報告をパワーポイントで学生が作成し、当日、活動報告をしました。参加した2名の学生にとっては拠点長会議初出席だったため、FnnnPの体制、各拠点の活動状況がわかり、また他大学の学生との交流もできた好機会となりました。後日のJr.ミーティングでは、拠点長会議の様子と感想が報告されました。

・12月11日にJr.によるお手紙プロジェクトの第1回読み合わせ会がFnnnP Jr.活動室で開催されました。今回は、2013年4月以降にJr.に加入したメンバーを中心とした、メンバーのみによる読み合わせ会でした。参加者はお手紙プロジェクトHPより読みたいお手紙を選び、当日は一人ずつそのお手紙を読み感想を述べるという方法で行いました。最初に読まれた「経済産業省前の老婦人様」に宛てたお手紙では、老婦人が言った「避難してくれてありがとう」の言葉の意味が分からないという疑問があがりましたが、参加した学生がお手紙を読み進めていくうちに議論をしながらもその意味をかみくだいていくようになりました。また、思わず涙を流す学生もおり、声に出してお手紙を読むこと、声からお手紙を聞くことの重要さを感じたようでした。さらに、避難者の存在を他の学生達にも知らせたいとの思いがあがり、今後規模を大きくした読み合わせ会を開催することになりました。

・拠点長会議で2014年3月にFnnnPは終了となりましたが、FnnnP栃木は2014年4月以降も名称はそのまま残し支援活動をする予定です。活動内容は現状のまま当事者団体の補佐、訪問支援の状況確認等で拡大はしない方向としました。
・お手紙プロジェクトで2014年1月22日(水)に「お手紙読み合わせイベント(仮)」の開催を準備しています。FSPの先生方や他ボランティア団体に協力いただき、多くの学生が集まるようJr.のメンバーが企画をしています。

FnnnP栃木  阪本公美子・匂坂宏枝

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■【活動報告】栃木拠点(7-9月)

栃木拠点の7月~9月の活動報告です。(事務局・首都圏以外の拠点の活動報告及び会計報告は4半期に1度ご報告しております)


FSP・FnnnP栃木・FnnnP Jr.共同で以下の活動を行いました。

2013年7月活動報告

(1)ニーズ聞き取り・状況把握
 1)7月5日、とちぎ男女参画センターパルティにて開催された、栃木避難者母の会のキックオフ大会に参加しました。避難者の方が15名ほど、スタッフも入れて総勢25名ほどが参加しました。意見交換会では、まず母の会の代表より、この会の目的について「いろいろな避難の形を越えて、女性同士が共感し、気持ちを共有するため」であるとのお話がありました。この母の会が当事者団体でまた主催者が避難者ということもあって、出席者の皆さんは3.11後の思いを話しやすかったようでした。FnnnPと既知のいつもにこにこしているお母さんの本当の気持ち、本当の状況、切実なお話を聞くこともできました。この意見交換会は、避難者にとっては本音を言うことができる貴重な機会となり、また支援する側にとっても避難生活上の問題の深さを実感できる機会となりました。
 2)7月24日、とちぎ暮らし応援会の臨時総会に出席しました。とちぎ暮らし応援会から、活動助成金が獲得できたため本格的に事業を再開することが提案され、応援会の賛助団体によって了承されました。この臨時総会の後半は出席していた支援団体の意見交換会となり、それぞれ自由なテーマで支援活動についてグループディスカッションを行いました。最近では、栃木県でも原発震災の避難者への関心が薄れ、支援活動が縮小されていますが、避難者が抱える問題は個別化、深刻化してきており、支援活動は今後も継続していかなくてはならないということが確認されました。

(2)ニーズ対応
1)7月5日の母の会では、役員の方の依頼により清水先生が講話をされ、FSP、FnnnPの活動の紹介、ご自分のお仕事や原発震災への思い、女性の弱い立場、母の会の大切さをお話しされました。また意見交換会では、清水先生、FnnnPスタッフもファシリテーターとしての参加し、意見を引き出す役を担わせていただきました。
 2)福島へ帰還されるお母さんから、帰還にあたっての気持ちをつづった手記をいただきました。この手記を広く社会に発信したいとのご希望だったため、6月にNHKのEテレ「ハートネットTV」で放送された「Our Voices 原発被災者からの手紙」のお手紙プロジェクトを紹介しました。応募方法のほか、手記をお手紙形式に修正するアドバイス等をしました。

(3)イベント
 1)7月26日にFnnnPJr.が2回目のママカフェを開催しました。今回は、宇都宮市近隣にお住まいの避難者へのみ初めてはがきを利用して案内を送付ましたが、このはがきをみて1名の避難者さんがいらっしゃいました。
 2)FnnnPJr.が学生ボランティア活動の紹介と原発避難者のお手紙を紹介するため、お手紙プロジェクトを開始しました。今回は、「Our Voices 原発被災者からの手紙」に寄せられた手紙を学生たちが選別し、その一部を模造紙に書き写しました。現在、宇都宮大学国際学部B棟1階のラーニングコモンズのスタッフと相談し、ラーニングコモンズ内の掲示をお願いしました。

(4)広報
 1)宇都宮大学のラーニングコモンズに掲示されている「原発被災者からの手紙」についてご感想をお寄せください。


2013年8月活動報告

(1)ニーズ対応
1)8月6日にFnnnPJr.のミーティングがあり、今後の活動体制と活動方針を決めました。まず、FnnnPJr.の代表、副代表、会計を2,3年生に交代しました。今後の活動方針は、ママカフェ、お手紙プロジェクト、情報紙作成の3活動にする旨が了承されました。8月は夏休みのため具体的な活動はせず、9月からそれぞれ進めていくことになりました。


2013年9月活動報告

(1)ニーズ聞き取り・状況把握
1)9月5日に足利市民活動センターで開催された、避難者で0才から就学前までのお子さんがいるお母様対象の「リフレッシュママクラス」に参加させていただきました。参加した10名のお母さんのうち2名が避難者でした。残念ながら避難者の方とはお話ができませんでしたが、主催された足利市民活動センター長と意見交換ができました。支援者として子育て中の避難者に対して何をしたらよいのかわからない状況だということ、他のボランティア団体のとの関係、市役所へ訪問支援体制を作るよう要望しているそうだが聞く耳をもってもらえないことなどをお話し、意見交換をしました。
2)9月11日に福島県文化センターで復興庁による「子ども・被災者支援法説明会」が開催され、出席ました。支援法の施策案が復興庁から説明され、来場者から意見を募るといった方法でした。今回復興庁から提示された施策案のほとんどは被災者の意向を汲んだ案とはなっていないことが明らかになり、会場からは不満と非難の声が多数あがっていました。説明会では復興庁の怠惰な被災者対応が露呈された結果となりましたが、福島県の住民がいかに不安と苦しみを抱えながら生活をしているかをうかがい知ることができました。説明会出席者の主な要望は、今回の施策案は撤回し、復興庁が主催した公聴会を各地で開催して被災者の意見をくみ上げるところから始めるべきであるということでした。宇都宮大学の清水先生も厳しい状況にある多くの避難者はホームページ上のパブリック・コメントを出す余裕もない現状や、専門家による有識者会議で被災者の「不安」を判定するのではなく、被災者、避難者の声を直接聞くための公聴会開催が必要であることを指摘しました。

(2)ニーズ対応
1)9月19日に黒磯公民館にて、県北地域の避難者を対象とした栃木避難者母の会の交流会が開催されました。この会の託児に使うおもちゃを貸し出したほか、意見交換会では清水先生がファシリテーター、FnnnPスタッフが記録係を務めました。参加者は、自分の心の内を話せたことに満足気な様子でしたが、特に「自主避難者」の立場にある参加者から、転居先の住民票のない自治体で保育園を利用できないことや、予防接種のための実費を当初支払わなければならない問題が指摘され、母親たちが抱えている不安や要望は、2年前、1年前と全く変わっていないことが分かりました。また、帰還するには自宅の線量が高くて不安であるが、避難生活にも疲れているので帰りたい気持ちがあること、家庭内の不和が深刻化していること、さらに女の子の保護者からは、子どもが出産するときに被ばくの影響が出ないかどうか不安である、と言った声もありました。
2)9月20日に栃木避難者母の会の代表の方がFnnnP栃木にいらっしゃいました。会計上の不明点や運営上の悩みのご相談に乗りました。代表といえども、助成金を獲得して団体を運営するのは初めてで、助成金をどのように使用したらよいのか、組織をどのように運営したらよいのか等のご相談がありました。FnnnPのように助成金を獲得して活動したことのある団体からアドバイスをもらうこと、運営上の悩みを気兼ねなく話せる人がいるということはとても心強い、という温かいお言葉をいただきました。
3)多文化公共圏センターの移転に伴い、避難者が相談にいらっしゃったときに使用できる相談室を設けました。突然避難者が相談にいらっしゃることもあり、また関係者以外に聞かれたくない話になることもあるため優先的に確保できる部屋が必要でした。この相談室はFnnnPJr.の活動室としても利用することにしたので、FnnnPJr.の活動がますます活発になることを期待しています。

(3)イベント
今月は学生が夏休みのため、イベントはありませんでした。

(4)広報
1)FnnnPJr.が学生ボランティア活動の紹介と原発避難者のお手紙を紹介する「お手紙プロジェクト8月から開始し、9月中に次の手紙を前回の手紙の上に掲示しました。今後も新しいお手紙を紹介していく予定です。是非ご覧ください。

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■【活動報告】栃木拠点(4-6月)

栃木拠点の4月~6月の活動報告です。(事務局・首都圏以外の拠点の活動報告及び会計報告は4半期に1度ご報告しております)


2013年4月活動報告

(1)ニーズ聞き取り・状況把握
 1)2名の避難者の方が、当事者団体の立ち上げ準備を始めました。子育て中の避難者のお母さん方がつながり気持ちを分かち合うために、母親を中心とした団体を立ち上げたいそうです。活動資金として、2つの助成金を申請する準備を進めています。

(2)ニーズ対応
 1)2名の避難者の方が母親を中心とした当事者団体を立ち上げるために、活動資金として2つの助成金申請書を作成しています。お二人とも初めての申請書作成のためFnnnP栃木に助けを求められ、申請書作成のお手伝いをしています。相談を受けてアドバイスをした点は以下の通りです。
・お茶会、交流会、勉強会、講演会等を毎月1回開催するよう計画していました。昨年度までにFnnnP Jr.が開催したお茶会の準備作業のボリュームをお伝えし、再考の後2,3か月に1回のイベント開催計画に変更しました。
・予算の配分が分からないとのことだったので、FnnnP栃木が昨年度に取得した助成金の交通費、講師謝金、茶菓費等のおおよその金額をお伝えしました。その他、年度末には情報紙を作成したいとのことだったので、発行に必要と思われる具体的な予算項目を話し合いました。
・2つの助成金はそれぞれ使用目的が異なっています。1つはFnnnP栃木が開催したようなお茶会や勉強会の開催を計画し、もう1つは避難者同士が楽しめるレクリエーション活動を開催する団体を計画しています。

(3)イベント
 今月はイベントがありませんでした。

(4)広報
 1)NHKと共同で「Our Voices 原発被災者からの手紙」という番組を制作しています。現在、被災者の母親からお手紙を募集しています。FnnnP栃木では、昨年度までにアンケートを通じて連絡がとれる福島県内の被災者の方々へ、お手紙募集のチラシと宇都宮大学国際連携シンポジウム2012「ベラルーシから学ぶ私たちの未来」報告書を送付しました。また、栃木県内のFnnnP栃木と連絡が取れる避難者の方々にも、お手紙募集のチラシをお送りしました。

(5)ニーズに対応した関係団体との調整・情報収集
 1)FnnnP栃木も賛同団体となっているとちぎ暮らし応援会の総会に出席しました。応援会は、現在、活動資金取得ができていないため、資金取得まで活動を休止することになりました。総会では活動報告、決算報告のほか出席者からは下のような意見が出ました。
・交流会等に出席できない人たち、孤立している避難者の支えは、応援会から毎月送られてくる郵送物である。福島県の情報がもっとも入手したいものである。支援者の情報も伝えられなくなるため、発送作業だけでも継続してほしい。
→ 応援会の回答:1回の発送でかなりの費用がかかる。再開は未定。
・寄付金の募集方法は?
→ 応援会の回答:1万部パンフレットを作成した。支援団体、市町村役場、県内社協等にパンフレットをおいてもらい募集する。


2013年5月活動報告

(1)ニーズ聞き取り・状況把握
 1)避難者のお母さんが「栃木避難者母の会」設立に向け栃木県共同募金会へ助成金の申請書を提出しました。また、これとは別に宇都宮市の「市民活動助成金」へも申請をしましたが、2つの助成金を運用するとなると事務作業が煩雑になることが予想されるため、「市民活動助成金」は申請を取り下げました。

(2)ニーズ対応
 1)「栃木避難者母の会」のHPが欲しいという避難者さんの要望に対し、学生が技術的なお手伝いをしました。母の会の代表の方に宇都宮大学に来ていただき、学生と話し合いながら作成しました。しかし、今後お母さん方だけでHPを管理するのは難しいということになり、HPからリンクしているブログを避難者の方が作成しています。HPは当面学生が管理し、情報を載せていくことになりました。
 2)日本カウンセリング学会栃木県支部会の有志の方々が訪問支援を行うことになりました。事務局長の方と打ち合わせをし、昨年度FnnnP栃木が実施した避難者アンケートの回答から、連絡先が分かる避難者への訪問支援をお願いしました。また、このアンケートの回答者以外にFnnnP栃木と交流がある避難者へも訪問支援実施のお知らせを送り、希望があれば日本カウンセリング学会栃木県支部会に訪問支援をしていただくことになりました。訪問支援は7月からの予定です。
 3)FnnnP栃木Jr.が大学のコミュニティカフェを利用して、お母さん方にリラックスしていただく場所を提供することになりました。カフェを管理されている教育学部の陣内先生にお伺いしたところ、空いている曜日がないとのことだったため、金曜日のお店の一角を使わせていただくことになりました。広報、実施日等を毎週会議で話合っています。

(3)イベント
 今月はイベントがありませんでした。

(4)広報
 1) 6月8日に宇都宮大学で開催される国際開発学会第14回春季大会に、福島乳幼児妊産婦支援プロジェクトの報告書と共に、FnnnPのニューズレターを第1号から第4号まですべての号を配布することになりました。また、今年度新たに作成した「FnnnPへの募金のお願い」のチラシも配布することになり、募金がしやすいように郵便振込用紙を添付して準備しました。


2013年6月活動報告

(1)ニーズ聞き取り・状況把握
 1)6月28日に宇都宮大学コミュニティカフェ「ソノツギ」内で、Jr.主催による「ママカフェ」を開催しました。避難者のママさん1名が来店してくださいました。お昼ご飯や飲み物を飲みながら、学生と楽しくおしゃべりをして過ごしていただきました。母子避難の方でお仕事もされていており、お元気な様子でした。

(2)ニーズ対応
 1)7月5日に栃木男女参画センターパルティで、「栃木避難者母の会」のキックオフ大会が開催されます。参加者は10数名とのことです。宇都宮大学の清水奈名子先生の講演のほか、少人数のグループに分かれて現在困っていることについて意見交換をする場を設けるそうです。避難者の状況をよく把握している方にファシリテーター役をやってほしいとのことで、清水先生とFSPスタッフがお手伝いすることになりました。また、当日は4名の乳幼児が参加するため、昨年度FnnnP栃木が主催したママ茶会で使用したおもちゃを提供します。
2)日本カウンセリング学会栃木県支部会の有志の方々が7月から訪問支援を行うことになりました。事務局長の北﨑さんへ、昨年度実施した「子育てをしていらっしゃる方へのアンケート」に連絡先を記入いただいた方の情報を提供し、訪問支援に活用いただきます。また、上記の方以外で住所がわかる避難者の方には日本カウンセリング学会栃木県支部会が訪問支援を開始することをお手紙でお伝えし、訪問支援の希望を取っています。
3)6月28日に宇都宮大学コミュニティカフェ「ソノツギ」内で、Jr.主催による「ママカフェ」を開催するに先立って、その日の店主と打ち合わせを兼ねてお話しをしました。初めて避難者の方に接することには戸惑いもあるかと思い、「避難している子育て中のお母さんとFnnnPの支援について」という説明文を作成し、店主の方へお渡ししました。福島県からの避難者に対して今まで関心を持っていなかった方にFnnnPの活動を理解いただくということについて考える機会となりました。

(3)イベント
 1)避難しているママさんたちにゆっくりしていただこうと、6月28日「ママカフェ」を開催しました。Jr.が申請した助成金を使い、今後もカフェの場所とおいしい飲み物の提供をしていく予定です。とちぎ暮らし応援会の発送回数が減ってカフェの開店の案内を送ることができないため、Jr.から今後の日程をお送りします。

(4)広報
 2)7月26日(金)10:00~14:00に宇都宮大学コミュニティカフェ「ソノツギ」で「ママカフェ」を開店する予定です。避難者の方だけでなく、原発震災の問題に関心のある方もご来店ください。

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■【活動報告】栃木拠点(3月)

FnnnP栃木拠点、FSP、FnnnP Jr.共同で以下の活動を行いました。

(1)ニーズ聞き取り・状況把握
 1)とちぎ暮らし応援会の訪問支援員さんとお会いし、2月17日に開催した「ママ・パパ茶会~子ども・被災者支援法を学ぶ~」のアンケートの報告をいたしました。アンケートでは母親たちが集まれる場所がほしい、地域の情報が手に入る情報紙がほしいという要望が高かったことをお伝えし、来年度のFnnnP栃木の活動にも取り入れながらご協力を依頼しました。
 2)1年半支援を続けた栃木県への避難者の方からメールをいただきました。お子様が入学する小学校を福島県内にしたため、栃木県の借り上げ住宅支援に該当しなくなったとのことでした。これを機に4月より、放射能汚染を不安に思いながらも、母子は福島県へ戻り父親と共に生活することに決めたそうです。福島県と栃木県の厳しい二重生活であったが、FnnnP栃木、Jr.のおかげで乗り越えられたとうれしいお言葉もいただきました。
 3)地元テレビ局のとちぎテレビより、避難者の子どものいる家庭を紹介してほしいとの依頼を受けました。こちらで連絡が取れる避難者にお願いし、3家族が集まって取材を受ける態勢をFnnnP栃木が協力して整えました。しかし、この方は別のテレビ局でご自分が受けた取材の放送を見て、直後にとちぎテレビの取材をキャンセルされました。その理由は、ご自分が訴えたかったことが全く報道されなかったこと、放送局の報道の意図によって編集がされていると感じたということでした。この放送によって取材されるということに対し、大変疲労感を感じるようになったともおっしゃっていました。
 マスコミによる避難者への取材は大変難しいものがあることを実感しました。取材のし方、され方、マスコミへの原発震災の教育でその都度対応していく必要があるでしょう。

(2)ニーズ対応
 1)とちぎテレビの取材の要望に、避難者宅で取材をしたいという希望がありましたが、避難者には受け入れがたいものがあるようでした。そこで、宇都宮大学教育学部の陣内先生にご協力をお願いし、先生が運営されている大学近くのカフェを取材場所として準備いたしました。残念ながら取材はキャンセルになりましたが陣内先生には今後のご協力についてもご了承いただけました。
 2)3月8日、「原発事故子ども・被災者支援法」基本方針に関する要望書」が重田康博先生、舩田クラーセンさやか先生、清水奈名子先生より、島尻安伊子復興大臣政務官(内閣府大臣政務官)へ提出されました。この要望書は、FSPおよびFnnnPが共同で作成し、FSPのアンケートやFnnnPの活動(交流会など)でお伝えいただいた避難者のみなさんの要望や意見をもとに、盛り込んでいます。皆さんの声を復興庁に届ける一手段となりました。
 3月15日には復興庁より「原子力災害による被災者支援施策パッケージ」が発表されましたが、避難者の現実に沿ったものにはなっていない点が多く、4月に再要望書を提出することになりました。

(3)イベント
 1)3月31日に宇都宮大学でNPO法人とちぎボランティアネットワークが事務局となり「東日本大震災<3.11から2年>共同・共創「復興の担い手の今」が開催されました。
栃木県内の震災に関する活動団体が集まり、報告会、展示、映画上映等が催され120名ほどが参加しました。FSP、FnnnPでは、FnnnPの活動拠点ポスターやFnnnPJr.の交流会開催時の写真などを展示しました。

(4)広報
 1)FSPが「福島乳幼児・妊産婦支援プロジェクト報告書」を3月下旬に刊行しました。2年間のFSPやJr.とFnnnP栃木との共同活動、Jr.が作成したイベントごとのチラシも掲載されています。各拠点へは配布してありますが、希望される方には送付いたしますのでご連絡をお願いします。

(5)ニーズに対応した関係団体との調整・情報収集
 1)FnnnP栃木にご協力いただいているカウンセラーの北崎さんより、来年度より栃木県カウンセラー協会で訪問支援活動を始める予定との情報をいただきました。また、FnnnP栃木にも協力の要請がありましたので、今後打ち合わせを行い対応していく予定です。

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