福島乳幼児・妊産婦ニーズ対応プロジェクト (FnnnP)

本プロジェクトは、東日本大震災に伴う福島第一原子力発電事故後、放射能汚染等による健康被害の不安を抱えて避難している乳幼児や妊産婦のニーズに対応することを目的としています。

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■【活動報告】新潟拠点(11月/12月)

新潟拠点の活動(平成24年11,12月)を報告いたします。



【11月】
■1か月の活動の中で、特に力を入れたこと

○「ふくしまママ茶会@五泉」の企画、運営
 開催日の二週間前に、本チーム主催での茶会開催が決まったため、茶会構成、チラシ作成、開催準備など急ピッチで準備を行った。特に茶会構成に至っては、五泉市市民団体すてきネット“五泉”事務局と連携をとり、五泉市内既存の団体で講座・企画を行っている団体情報の提供や手配をいただいた。協議の結果、五泉市内で運動プログラムを開催している方にお願いし、冬に向けた軽い運動講座を開催した。
 当日は参加者二名とスタッフ三名のこじんまりとした会であったが、約40分間の楽しい運動後、話題のケーキを囲みながらのおしゃべりはとても充実した時間であった。二名ともに昨年度の茶会にも参加いただいており、避難時から継続している悩み、一年以上生活した中での新たな悩みやニーズ、これからについての考え方など、昨年度の考え方の差異が見えた話題であった。またアンケートでは昨年度と同等の質問か所を設けたため、「会において期待していること」「よかった点」「今後の必要ニーズ」などについて前回と今回約一年間の比較が行えるようになった。

○ふくしまママ茶会@南区 開催準備
 7月と9月に共催した「南区避難者交流会クローバー」と前二回とも好評だった旨や今後の活動方針を聞きながら、12月開催の茶会についての企画会議を行った。前回は座学でのプログラムだったこともあり、今回は冬に向けて「軽い運動」を取り入れ、市内で講習を行うフラダンス講師を迎えることが決まった。今回の茶会開催は「クローバー」からの要望であり、また11月半ばには独自に芋煮会を開催したりと、さまざまに取り組んでおりサークルとして着々と力をつけつつあることが伺える。




【12月】
■1か月の活動の中で、特に力を入れたこと

○ふくしまママ茶会
 13日(木)に新潟市南区にて3回目の「ふくしまママ茶会」を開催した。今回も、当事者団体「南区避難者交流会クローバー」、南区役所見守り相談員、健康福祉課等と連携し、準備開催を行った。当日は、大人9人、子ども3人の参加があった。今回のプログラムでは、体を動かしてリフレッシュを目的に、フラダンスの体験を行った後、参加者主体で交流・お茶会を行った。
 今回のママ茶会で印象的だった点は、次の5点である。

 ①フラダンスの講師について、当事者団体であるクローバーの代表が積極的に探してきて依頼を行ったこと。最初の企画では、団体の活動をサポートしている地元公民館のつながりで講師を依頼する予定だったが、日程調整がつかず、地元で教室を開いている方にお願いしたところ、快く引き受けて下さった。この講師の方が、とても親しみやすい方で、フラダンス体験のあとの交流会にも残って下さり、参加者が新潟で生活をしている実情を聞きながら、いい形で参加者をまとめて下さった。

 ②地元からのサポートがさらに見えてきたこと。今回の企画では、地元から二つの支援があった。一つは会を行っている南区の名産品である果物が差し入れられたことである。ママ茶会以前にも、当事者団体の定例会にも館長から差し入れがあり、その目的を知った地元農協が、今回は差し入れをして下さった。もう一つは、地元ママサークルからの衣類の提供である。日頃、子どもたちの衣類を提供しているということで、よかったら使って下さいとたくさんの衣類が寄せられた。参加者たちも並べられた洋服を楽しそうに選んでいた。妊婦である参加者も、ベビーの服をたくさん選び、嬉しい様子だったのが印象に残った。残った衣類は提供して下さったサークルが持ち帰って下さるという心遣いであった。前回の企画に引き続き、団体の活動が認識され、手をさしのべて下さる方たちが増えてきたことは、喜ばしい限りである。

 ③地元社協からの参加者があったこと。今回のママ茶会には、地元社協のスタッフが見学・参加して下さった。ママ茶会での話題が福島と新潟の違い(小学校の登下校等)になった時、参加して下さった方が地元で小学生のお子さんがおられる方ということもあり、地元の様子をよく話をして下さった。同じ地域に住む子育て中のママという共通項で参加して下さったことで、ママ茶会の話の内容が深められていた。

 ④福島に戻られるという方の参加があったこと。この方はFnnnPが避難当初から継続的に支援をしてきた方である。12月いっぱいで福島に戻られるということで「最後になるので」と参加して下さった。避難した当初、不安な生活をFnnnPに助けられたと話されておられ、「あの支援がなければ、新潟での生活はできなかった」と感謝の気持ちを述べられていた。こちらとしても、活動がまだ手探りの中、彼女のママ茶会等への参加が何よりありがたかった。戻られる理由はお子さんが成長するにつれて、お父さんを恋しがるようになったとのことだった。

 ⑤当事者団体「クローバー」の活動の方向性が見えてきたこと。代表のお二人は、この震災、避難をきっかけに団体を立ち上げられたため、自らの活動の方向性に悩みや不安を感じておられた。その中で、FnnnPが関わっていくことで、「あり続けること」の大切さにも気づき、この冬の時期は活動を休止する予定だったが、「参加者が少なくても、ここに来れば誰かいるという場所を用意しておきたい」と活動を進めていく決意を話してくれた。同じ地域で連続のママ茶会という形は私たちにとっても初めてのことであったが、当事者のエンパワメントができたことは喜ばしいことであった。


■今後の活動 についての提案、工夫したいこと

○支援団体間の繫ぎ役、地元当事者団体との連携
新潟拠点が活動の中心としている地域で、少しずつではあるが当事者団体が活動を始めつつある。これらの団体を繋ぎ、エンパワメントしていく必要性を感じている。
また、新潟で活動している地元ママたちの団体等とつなげることにより、活動のモデルや団体・組織の運営について、情報提供をしていきたい。

~~~~~~~~~
新潟チーム
代表 小池由佳(新潟県立大学准教授)
副代表 高橋若菜(宇都宮大学准教授)
事務局・会計 渡邉麻衣

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