福島乳幼児・妊産婦ニーズ対応プロジェクト (FnnnP)

本プロジェクトは、東日本大震災に伴う福島第一原子力発電事故後、放射能汚染等による健康被害の不安を抱えて避難している乳幼児や妊産婦のニーズに対応することを目的としています。

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■【活動報告】栃木拠点(7-9月)

栃木拠点の7月~9月の活動報告です。(事務局・首都圏以外の拠点の活動報告及び会計報告は4半期に1度ご報告しております)


FSP・FnnnP栃木・FnnnP Jr.共同で以下の活動を行いました。

2013年7月活動報告

(1)ニーズ聞き取り・状況把握
 1)7月5日、とちぎ男女参画センターパルティにて開催された、栃木避難者母の会のキックオフ大会に参加しました。避難者の方が15名ほど、スタッフも入れて総勢25名ほどが参加しました。意見交換会では、まず母の会の代表より、この会の目的について「いろいろな避難の形を越えて、女性同士が共感し、気持ちを共有するため」であるとのお話がありました。この母の会が当事者団体でまた主催者が避難者ということもあって、出席者の皆さんは3.11後の思いを話しやすかったようでした。FnnnPと既知のいつもにこにこしているお母さんの本当の気持ち、本当の状況、切実なお話を聞くこともできました。この意見交換会は、避難者にとっては本音を言うことができる貴重な機会となり、また支援する側にとっても避難生活上の問題の深さを実感できる機会となりました。
 2)7月24日、とちぎ暮らし応援会の臨時総会に出席しました。とちぎ暮らし応援会から、活動助成金が獲得できたため本格的に事業を再開することが提案され、応援会の賛助団体によって了承されました。この臨時総会の後半は出席していた支援団体の意見交換会となり、それぞれ自由なテーマで支援活動についてグループディスカッションを行いました。最近では、栃木県でも原発震災の避難者への関心が薄れ、支援活動が縮小されていますが、避難者が抱える問題は個別化、深刻化してきており、支援活動は今後も継続していかなくてはならないということが確認されました。

(2)ニーズ対応
1)7月5日の母の会では、役員の方の依頼により清水先生が講話をされ、FSP、FnnnPの活動の紹介、ご自分のお仕事や原発震災への思い、女性の弱い立場、母の会の大切さをお話しされました。また意見交換会では、清水先生、FnnnPスタッフもファシリテーターとしての参加し、意見を引き出す役を担わせていただきました。
 2)福島へ帰還されるお母さんから、帰還にあたっての気持ちをつづった手記をいただきました。この手記を広く社会に発信したいとのご希望だったため、6月にNHKのEテレ「ハートネットTV」で放送された「Our Voices 原発被災者からの手紙」のお手紙プロジェクトを紹介しました。応募方法のほか、手記をお手紙形式に修正するアドバイス等をしました。

(3)イベント
 1)7月26日にFnnnPJr.が2回目のママカフェを開催しました。今回は、宇都宮市近隣にお住まいの避難者へのみ初めてはがきを利用して案内を送付ましたが、このはがきをみて1名の避難者さんがいらっしゃいました。
 2)FnnnPJr.が学生ボランティア活動の紹介と原発避難者のお手紙を紹介するため、お手紙プロジェクトを開始しました。今回は、「Our Voices 原発被災者からの手紙」に寄せられた手紙を学生たちが選別し、その一部を模造紙に書き写しました。現在、宇都宮大学国際学部B棟1階のラーニングコモンズのスタッフと相談し、ラーニングコモンズ内の掲示をお願いしました。

(4)広報
 1)宇都宮大学のラーニングコモンズに掲示されている「原発被災者からの手紙」についてご感想をお寄せください。


2013年8月活動報告

(1)ニーズ対応
1)8月6日にFnnnPJr.のミーティングがあり、今後の活動体制と活動方針を決めました。まず、FnnnPJr.の代表、副代表、会計を2,3年生に交代しました。今後の活動方針は、ママカフェ、お手紙プロジェクト、情報紙作成の3活動にする旨が了承されました。8月は夏休みのため具体的な活動はせず、9月からそれぞれ進めていくことになりました。


2013年9月活動報告

(1)ニーズ聞き取り・状況把握
1)9月5日に足利市民活動センターで開催された、避難者で0才から就学前までのお子さんがいるお母様対象の「リフレッシュママクラス」に参加させていただきました。参加した10名のお母さんのうち2名が避難者でした。残念ながら避難者の方とはお話ができませんでしたが、主催された足利市民活動センター長と意見交換ができました。支援者として子育て中の避難者に対して何をしたらよいのかわからない状況だということ、他のボランティア団体のとの関係、市役所へ訪問支援体制を作るよう要望しているそうだが聞く耳をもってもらえないことなどをお話し、意見交換をしました。
2)9月11日に福島県文化センターで復興庁による「子ども・被災者支援法説明会」が開催され、出席ました。支援法の施策案が復興庁から説明され、来場者から意見を募るといった方法でした。今回復興庁から提示された施策案のほとんどは被災者の意向を汲んだ案とはなっていないことが明らかになり、会場からは不満と非難の声が多数あがっていました。説明会では復興庁の怠惰な被災者対応が露呈された結果となりましたが、福島県の住民がいかに不安と苦しみを抱えながら生活をしているかをうかがい知ることができました。説明会出席者の主な要望は、今回の施策案は撤回し、復興庁が主催した公聴会を各地で開催して被災者の意見をくみ上げるところから始めるべきであるということでした。宇都宮大学の清水先生も厳しい状況にある多くの避難者はホームページ上のパブリック・コメントを出す余裕もない現状や、専門家による有識者会議で被災者の「不安」を判定するのではなく、被災者、避難者の声を直接聞くための公聴会開催が必要であることを指摘しました。

(2)ニーズ対応
1)9月19日に黒磯公民館にて、県北地域の避難者を対象とした栃木避難者母の会の交流会が開催されました。この会の託児に使うおもちゃを貸し出したほか、意見交換会では清水先生がファシリテーター、FnnnPスタッフが記録係を務めました。参加者は、自分の心の内を話せたことに満足気な様子でしたが、特に「自主避難者」の立場にある参加者から、転居先の住民票のない自治体で保育園を利用できないことや、予防接種のための実費を当初支払わなければならない問題が指摘され、母親たちが抱えている不安や要望は、2年前、1年前と全く変わっていないことが分かりました。また、帰還するには自宅の線量が高くて不安であるが、避難生活にも疲れているので帰りたい気持ちがあること、家庭内の不和が深刻化していること、さらに女の子の保護者からは、子どもが出産するときに被ばくの影響が出ないかどうか不安である、と言った声もありました。
2)9月20日に栃木避難者母の会の代表の方がFnnnP栃木にいらっしゃいました。会計上の不明点や運営上の悩みのご相談に乗りました。代表といえども、助成金を獲得して団体を運営するのは初めてで、助成金をどのように使用したらよいのか、組織をどのように運営したらよいのか等のご相談がありました。FnnnPのように助成金を獲得して活動したことのある団体からアドバイスをもらうこと、運営上の悩みを気兼ねなく話せる人がいるということはとても心強い、という温かいお言葉をいただきました。
3)多文化公共圏センターの移転に伴い、避難者が相談にいらっしゃったときに使用できる相談室を設けました。突然避難者が相談にいらっしゃることもあり、また関係者以外に聞かれたくない話になることもあるため優先的に確保できる部屋が必要でした。この相談室はFnnnPJr.の活動室としても利用することにしたので、FnnnPJr.の活動がますます活発になることを期待しています。

(3)イベント
今月は学生が夏休みのため、イベントはありませんでした。

(4)広報
1)FnnnPJr.が学生ボランティア活動の紹介と原発避難者のお手紙を紹介する「お手紙プロジェクト8月から開始し、9月中に次の手紙を前回の手紙の上に掲示しました。今後も新しいお手紙を紹介していく予定です。是非ご覧ください。

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