福島乳幼児・妊産婦ニーズ対応プロジェクト (FnnnP)

本プロジェクトは、東日本大震災に伴う福島第一原子力発電事故後、放射能汚染等による健康被害の不安を抱えて避難している乳幼児や妊産婦のニーズに対応することを目的としています。

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■【活動報告】栃木拠点(10-12月)

栃木拠点の10月~12月の活動報告です。(事務局・首都圏以外の拠点の活動報告及び会計報告は4半期に1度ご報告しております)


FnnnP栃木・FnnnP Jr.・FSP活動報告

 2013年10月分 

・8月に実施した栃木県内の避難者アンケートの回答から、「訪問支援が必要である」と回答いただいた避難者に対応するため、そのアンケート用紙から状況把握事項をまとめました。現在戸別訪問活動をしている栃木カウンセラー学会と、とちぎ暮らし応援会の3者で打ち合わせをし、どこの団体が戸別訪問を担当するかについて話し合いました。今後、順次戸別訪問を実施し、避難者の状況を簡単に報告いただく予定です。

・10月19日にとちぎ暮らし応援会主催の「木村真三先生の放射能学習会」に出席しました。NPO法人放射線衛生学研究所主宰・獨協医大国際疫学研究室兼福島分室准教授で、今年福島県へ住所を移し、二本松市の研究室、ウクライナ(放射線による免疫低下研究)を拠点に活動、研究されています。講演内容は、国行政の放射能対策への批判、福島県内の線量調査の結果、福島県内の子どもたちの状況等をお話されました。福島県内の放射能汚染の状況が分かり有益な講演でした。

・Jr.の情報紙作成のアドバイスをいただくため、1人の避難者さんにアドバイザーをお願いしました。宇都宮大学にお越しいただき、学生3名と軽食を食べながら1時間半ほど懇談しました。県内全体の育児情報の必要性など、学生では気がつかなかったお話について今後の情報紙に活かしていく予定です。アドバイザーは、母の会の役員の方で、避難といえども安定した生活をしていらっしゃる方でした。

・10月25日(金)にJr.メンバーによる「ママカフェ」を宇都宮大学近くの「ソノツギ」で開催しました。開催決定が10月に入ってからになってしまったため、今回は、FnnnP栃木で住所を把握している避難者で宇都宮市内に住む方と4月以降に住所がわかった方、約50名にはがきでお知らせをしました。当日は、雨にもかかわらず1名のお母さんと3歳の娘さんがいらっしゃいました。子どもは学生と楽しそうに遊び、お母さんも学生たちと放射線や今後の生活についてお話をしました。この避難者さんは、福島にいる夫との二重生活が困難になったため来年4月以降福島に帰還される予定だそうです。

・栃木県庁内の消費生活センターで無料の食品放射能検査をしているとの情報をいただき、宇都宮市内で採取したサトイモを検査してもらいました。簡易的な検査であること、検査結果は県のHPに掲載すること、50mbq以上の結果が出た際は調査対象になること等が条件として伝えられました。事前に検査日の予約が必要で、検査当日は500mlの検査用食品、採取場所を記載した用紙などを提出し、検査終了まで1時間半ほど待ちます。今回の検査結果は、検出限界値がセシウム20mbqのところ検出限界値以下であり、「安心して食べられます」との回答をもらいました。すでに県で検査結果が出ているもの(自家栽培を除く)、採取場所が複数個所のものについては検査が困難であるとのことでした。


 2013年11月分 

・11月8日(金)栃木市くららにて、栃木避難者母の会が栃木県南地域での勉強会、交流会を開催しました。参加者は、県南地域避難者1名と役員関係者7名、福島県職員1名、宇都宮大学3名でした。勉強会では宇都宮大学の阪本先生が水俣病について説明され、福島原発事故との共通性についてお話されました。参加者からは、両者の問題の構図に共通することが多く驚いたこと、過去の事例から学ぶものが多いことがわかった、などの感想が出ました。交流会では、役員同士で意見交換をしている傍ら、福島県職員と話す機会がありました。福島県が避難者を補助するのは帰還を推し進めたいからなのではないかと質問したところ、帰還してもらうのが一番望ましいが、福島県で生活することが不安であるという気持ちも十分わかるので避難先での生活の支援もしている、とのことでした。また、避難者の話を直に聞くため、県内で開催される避難者の集まりには可能な限り足を運ぶようにしているそうです。12月のFSPのアンケート報告会にもお越しいただくようお知らせをしました。

・11月22日(金)にJr.がママカフェを開店しました。今回は避難者へのお知らせが遅くなってしまったこともあり、来店者はいませんでした。

・Jr.のお手紙プロジェクトについて、お手紙の展示ではなく、お手紙は声を出して読み合せることが大事であるとのご意見を宇都宮大学の先生からいただき、Jr.で読み合せ会の開催を計画しています。読み合せをするメンバーを募集することが一番難しいので、まず4月以降にJr.に入った新メンバー4名で読み合せ会をすることになりました。1年生のメンバーがまとめ役になり、読み合せの方法や日時を検討しています。


 2013年12月分 

・12月13日にとちぎ男女参画センターパルティにて、宇都宮市内では2回目の母の会が開催され、関係者を含めて20名が参加しました。今回は、福島第1原発で従業員として働き、事故後も事故処理作業に従事されていた小川篤さんを招き、作業員や事故現場の様子、福島へ思い、政府や行政、日本国民の無関心への不満などについてスライドを交えながらお話を伺いました。実際の発電所の様子を写真でみてみると、その巨大な建物と無残な事故現場は想像以上のスケールで、作業員の苦労も今まで以上に思い浮かぶことができました。なぜそのような危険な作業をしたのかとの問いに対して、小川さんは「自分がやらなければという使命感があったし、ほかの作業員も同じだったと思う。」とのことでした。主催者、講演者、参加者も当事者であるということは、お互いに心許せるものがあるのか、小川さんによれば通常以上に踏み込んだ内容の講演会となったそうです。

・12月7日の拠点長会議では、FnnnP栃木より訪問支援等の支援状況を報告しました。Jr.からはメンバー2名が会議に参加しました。事前に2013年4月からの活動報告をパワーポイントで学生が作成し、当日、活動報告をしました。参加した2名の学生にとっては拠点長会議初出席だったため、FnnnPの体制、各拠点の活動状況がわかり、また他大学の学生との交流もできた好機会となりました。後日のJr.ミーティングでは、拠点長会議の様子と感想が報告されました。

・12月11日にJr.によるお手紙プロジェクトの第1回読み合わせ会がFnnnP Jr.活動室で開催されました。今回は、2013年4月以降にJr.に加入したメンバーを中心とした、メンバーのみによる読み合わせ会でした。参加者はお手紙プロジェクトHPより読みたいお手紙を選び、当日は一人ずつそのお手紙を読み感想を述べるという方法で行いました。最初に読まれた「経済産業省前の老婦人様」に宛てたお手紙では、老婦人が言った「避難してくれてありがとう」の言葉の意味が分からないという疑問があがりましたが、参加した学生がお手紙を読み進めていくうちに議論をしながらもその意味をかみくだいていくようになりました。また、思わず涙を流す学生もおり、声に出してお手紙を読むこと、声からお手紙を聞くことの重要さを感じたようでした。さらに、避難者の存在を他の学生達にも知らせたいとの思いがあがり、今後規模を大きくした読み合わせ会を開催することになりました。

・拠点長会議で2014年3月にFnnnPは終了となりましたが、FnnnP栃木は2014年4月以降も名称はそのまま残し支援活動をする予定です。活動内容は現状のまま当事者団体の補佐、訪問支援の状況確認等で拡大はしない方向としました。
・お手紙プロジェクトで2014年1月22日(水)に「お手紙読み合わせイベント(仮)」の開催を準備しています。FSPの先生方や他ボランティア団体に協力いただき、多くの学生が集まるようJr.のメンバーが企画をしています。

FnnnP栃木  阪本公美子・匂坂宏枝

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