福島乳幼児・妊産婦ニーズ対応プロジェクト (FnnnP)

本プロジェクトは、東日本大震災に伴う福島第一原子力発電事故後、放射能汚染等による健康被害の不安を抱えて避難している乳幼児や妊産婦のニーズに対応することを目的としています。

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■【活動報告】栃木拠点(2014年1~3月)

栃木拠点の2014年1月~3月の活動報告です。(事務局・首都圏以外の拠点の活動報告及び会計報告は4半期に1度ご報告しております)



FnnnP栃木・FnnnP Jr.・FSP活動報告

 2014年1月分 

・1月7日、栃木県に避難している2家族が宇都宮大学にいらっしゃり、阪本先生と清水先生とでお話しを伺いました。避難生活の困難さ、日本のみならず国際社会に対する不信感を熱心にお話しされました。そして、今、ご自身が抱えている思いを当事者以外の人々に伝える手段がないかご相談にのりました。今後はFSPとして、まず学生に避難者の気持ちを伝える機会を作ることになり、2月6日(木)に学生を交えて勉強会を開くことにしました。

・1月22日にお手紙プロジェクトが、「お手紙読み合わせ会」をともしびプロジェクトより協力をいただき開催することになりました。ともしびプロジェクトは、ろうそくに火をともすイベントも開催したいとの希望でしたが、火器使用可の教室を探したが見つけることができませんでした。当日は、UUプラザで読み合わせ会を開催し、終了後、屋外でろうそくに火を灯すことにしました。ほかに事前準備として、チラシを作成しFnnnPJr.にご協力いただける先生の授業等で配布をしました。当日のアンケート作り、意見交換会の準備等もJr.の学生が主体的に行いました。

・1月22日18時より「お手紙読み合わせ会」をUUプラザ2階で開催しました。国際学部だけでなく、他学部、他大学の学生も来場し、また1名の避難者の方にもお越しいただき、全部で20名ほどの参加者でした。まず、FnnnPJr.の4人のメンバーがそれぞれ選んだお手紙を朗読しました。その後、参加者が4、5人のグループに分かれ、Jr.のメンバーがファシリテーターと記録役になって意見交換会を行いました。参加者からは避難生活の厳しい現状を知った驚き、避難者政策への不満、解決策等、避難者の思いを真剣に受け止め深く考えた意見が多数発表されました。意見交換会の最後には、避難者の方からお話をいただき実際に切実な声を聞くことができました。終了後は、屋外でともしびプロジェクトによるろうそく点灯と記念撮影を行いました。終了まで2時間以上のイベントとなりましたが、参加者も予想よりも多く、Jr.メンバーからも充実感のある雰囲気が伝わってきました。

・1月25日に反省会とお手紙プロジェクトで出た意見取りまとめを行いました。当日参加者から発表された意見はポストイットに記録しておいたため、この記録した意見をグループ別に整理しました。後日、ラーニングコモンズに掲載する予定です。また、回収したアンケートを見たところ、今後もこのようなイベントは開催するべきだという意見が多数ありました。Jr.の活動としてどうするかは今後検討していきます。

・1月24日にカフェを開店しました。今回は3名のお母さんとお子さんが1名いらっしゃいました。お子さんは学生たちと一緒に遊び、その間お母さんたちは楽しくお話をしました。FSPの2月6日の勉強会、2月8日報告会についてお知らせをしたほか、子育ての話や福島の話に花が咲きました。宇都宮市での生活は、知り合いも増えて楽しく過ごしていること、もうあまり避難生活とは感じず夫の転勤で栃木に来ているような感じだということ、勉強会の講師のように避難生活について世の中に発信していく気持ちはないこと等、お話しをお聞きしました。しかし、借り上げ住宅の家賃が免除されていることは大変経済的に助かっており、もし、家賃補助がなくなればその時に福島に戻ることを考えたいとのことでした。その一番基準になるのは、学期の区切り等子どもの学校のこと、子どもの気持ちになるだろうとのことでした。支援をするということとは何か、ということを考えさせられるお話でした。



 2014年2月分 

・FnnnPJr.の今後の活動についてミーティングをし、メンバーそれぞれ思い思いのことを話しました。卒業する4年生は続けてほしいという意見が多かったにも関わらず、残るメンバーはできるだけやりたいが忙しくて十分に関われないかもしれないという意見が主でした。
 それぞれが活動に対する思いを掘り下げてみると、福島県出身の学生は「福島に家族がいるし自分も去年4月まで福島にいた。福島に残る人の気持ちを思うと避難者の気持ちに共感することが難しい」、「支援することで原発震災を思い出してしまう。原発震災のことに、とりあえずふたをして生活していこうとしている思いがある」と話し、また他の学生からは「福島県内で苦しい思いをしている人の存在を無視できない」等の意見が出ました。
 このような意見が出たのは、お手紙プロジェクト、勉強会、報告会等、ここ2か月くらいで急に避難者の声に直接触れる機会が多くなったことが影響しているように感じます。このミーティングで話をまとめて先に進むのは難しく感じたので、来年度の活動の決定については保留としました。しかし、Jrが原発震災の問題を話し合うこと、それぞれの立場での意見があることを知ること、自分は何ができるのか考えること、そして自分の意見を話すことなど学生にとって最良の場になっていることを感じました。
 後日のミーティングでは、活動できる人だけでも活動していくことになり、新メンバーの勧誘をはじめ今年度の活動を継続していくことになりました。

・2月26日に那須塩原市のいきいきふれあいセンターにて、栃木避難者母の会の県北地域の交流会が開催され、託児用おもちゃの貸し出しと会へ参加をしました。今回は、独居高齢の方の連れ出しも目的とされており、高齢の方を中心に10名ほどの避難者の他、福島県職員の矢吹様も参加されていました。前半は音楽に合わせた体操、後半は意見交換会となりました。避難直後のつらい経験のお話、今後の生活についてお話をうかがうこともできました。夫の転勤で母子避難が解消される方、福島県外に住居を購入された方がいらっしゃり、震災後3年になって苦境が改善されたわけではありませんが、それぞれの生活の再建が始まっているように思われます。一方で、独居高齢者、高齢者のみの世帯の状況は改善されず、引きこもりや認知症の進行など問題は深刻化しているようです。これを感じた支援者が、高齢者支援団体を立ち上げるとのことで、高齢避難者と宇都宮大学の学生との交流や共同作業の提案をいただきました。



 2014年3月分 

・3月2日(日)にパルティで今年度最後の栃木避難者母の会主催の交流会があり、出席しました。今回は1年間の事業報告と会計報告のほか、お餅を主とした食事も出されました。食事は、避難者の方々で前日から準備をされていたそうで、年配の方は自分が役にたてる機会があってうれしいとお話しされていました。
 食事を食べながら、避難者の方々とお話しすることができました。2月のFSP勉強会で講師となった避難者さんは、子育ての話やお子さんの学校生活の話など避難とはあまり関係のないお話をしました。年配の女性からは震災の当日から、栃木まで避難してくる過程のお話を伺いました。この方は、現在一人で栃木県に暮らしているそうですが、福島に残る娘家族との確執に悩んでいるとのことでした。娘からも友人からも「どうして一人で県外に避難するのか?」と理解されないのですが、将来、避難した方がよかったのかしなくてもよかったのかが分かる時がくるから、その時まで自分が実験台になっているのだ、とお話しされていました。意志の強さがなければできない判断だと感心しましたが、しかしあまりに苦渋にみちた選択だとも思いました。
 代表の方とも、来年度の予定について少しお話することができました。来年度は、助成金を申請するところは福島県の帰還支援助成金に絞り、交流会の回数は減らすものの同様に活動したいとのことでした。今後も、FnnnP栃木として協力できるところは協力するとお約束しました。
 

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